議員報酬について

登録番号
00175
更新日
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受理年月日 平成28年12月20日
回答年月日 平成28年12月29日

内容

先日浦幌町議員の給料ですが反対です。
17万もの給料で生活が出来ないとの事で、どんな生活なんでしょう。年金生活の人は(町民)どの様に思います。今年金がどんどん下がってきている事が議員さん達は知っていると思います。
6万も上げる考えがわからないです。
もう少し町民の心を知ってほしい。
生活が大変な人がいる事を。
自分達の給料を自分達で上げる議員達は最低です。
いつになっても町は良くならないと思います。
少し考えてください。

回答

このたびの議員報酬の検討でありますが、平成27年4月執行の町議会議員選挙(平成27年統一地方選挙)において、議員定数を13人から11人に減らし執行する初の選挙で、再選挙もささやかれる中、1人の欠員となりました。また、この統一地方選挙では全国372町村のうち89町村が無投票当選となり、その内、浦幌町を含む4町村が欠員となりました。

無投票当選及び定数割れについては、以前から全国的な問題として、国や地方議会においても議論されてきたところでありますが、その具体的解決策については、未だ見出せない状況にあります。

浦幌町議会としましては、この状況を踏まえて、選挙後すぐに第2次議会の活性化として「議員のなり手不足」の検証を最優先課題として協議することを決定しました。

「議員のなり手不足」を検証するにあたり、11項目に問題・課題を分類し解決策について現在まで約1年半かけて協議し、このたび、第4回町議会定例会において、協議してきた内容を町民の皆さんに報告するため、中間報告をしたところであります。

11項目の問題・課題として、1選挙制度、2議員報酬、3選挙費用、4議会活動、5地域割、6しごと(兼業など)、7若者・女性、8後継者、9人口減少(少子高齢化)、10政治の無関心、11その他についてそれぞれ協議してきたところでありますが、その中の2議員報酬については、議員のなり手不足問題を解決するための一つの方策として検討しなければならない問題として取り組んでまいりました。

議員報酬については、本町議会においても過去からの経過を踏まえ検証してきましたが、今後、若い方や女性の方などが議員として町政に参加しやすくするためにも、「議員構成がどうあるべきか、専業・兼業での議会活動」なども考慮しながら議員報酬のあるべき方向性を模索してきたところであります。

このことから、議員報酬については、役務に対する対価であり、給料ではないという考え方でありますが、その算定基準もなく、これまで、特に財政状況に配慮する中で決めてきた経過があり、このたび、議員のなり手不足を解決する一つの方策として、議会活動日数をもとに、同じ公選職である町長と比較して議員報酬の基準を定める「浦幌方式」の算定方法を考えたところであります。

ただし、この「浦幌方式」の議員報酬については、231,000円と基準を定めたことで、一部報道では決定したかのような報道でありますが、決定事項ではなく、議員報酬については、引き続き検討し、次の町議会選挙前には結論を出していきます。

町議会としては、議員報酬の増額のみをもって、議員のなり手不足が解消されるとは考えておりません。11項目にわたり協議してきた内容により、国においても法的及び社会保障制度、少子高齢化対策などの体制整備を図り総体的に課題解決策を実行しなければ、議員のなり手不足は解消できないと考えています。

「議員のなり手不足」の観点から、議員報酬を検討し、二元代表制の下、町と議会が今後のまちづくりにおいてどうあるべきかについて、現行の法制度を踏まえ、考えなければならないと思いますし、議員のなり手不足については、議会の立場として何ができるか検証してきましたが、町民の皆さんにおかれましても現在の二元代表制を踏まえた「議会のあり方、議員報酬のあり方、議員のなり手不足」について考えていただければ幸いです。

今回、中間報告しました議員のなり手不足検証報告書(素案)につきましては、ホームページに掲載しておりますが、今後、パブリックコメントを実施するとともに、2月9日、10日に開催します議会報告会におきましても、意見交換をしてまいりますので、ぜひご参加願います。

また、中間報告書の写しやパブリックコメント期間中(1月16日~2月14日)は議員のなり手不足検証報告書(素案)をお渡しできますので、ぜひ、ご一読いただきたいと思います。

議会に係る意見につきましては、町が実施する「VOICE町民の声」ではなく、「議会町民意見箱」をご利用ください。

回答課
浦幌町議会
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