留真温泉・道の駅計画に関する町民アンケート調査を実施してください
受理年月日 | 平成21年2月9日 |
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回答年月日 | 平成21年5月25日 |
内容
平成20年度回答分「留真温泉・道の駅の計画を撤回すべきでは」についての町長回答に従来から疑問を持っていた一町民として、明確な回答を求めます。
この人の意見は、箱ものは既存施設維持管理のため住民負担を強いられており、今なお財政が厳しい折にもかかわらず、なぜ今「留真温泉・道の駅」なのか、いくら補助金が高率であっても建設後の維持管理が住民負担・負の財産となることを危惧しているものであり、この際、理事者は過去・現在の実態を素直に受け止めて、計画を撤回すべきだ!ということなのだと思います。
具体案を示せとか説明会を開けとかのことではなく、事業を実施すること自体について問うているのですから、早急に「本筋の回答」をすべきものと思います。
町長は、選挙選の時、住民の反対が多いなら取りやめると明言したではありませんか!確かに一昨年この件について説明会は開催されました。
しかし、町人口の何パーセントが出席されたのでしょうか?確かに出席しなかった住民にも問題はあるでしょう。しかしながら、病気、仕事、諸事情で行けなかった人等様々なことがあってのことと、特に注視したいのは、反対であっても町長を目の前にして堂々と自己主張できない人も多数おられるということ。説明会で賛成が多かったから建設に向けて作業しておられると言うならば、人口に対して何パーセントの人が説明会に参集されたのか明らかにしてください。
とにかく、町民アンケートを実施してください。
そして、結果において反対が半数以上であれば、ここまで来て色々なハードルを越えなければならずたいへんと思います。
しかし、これをクリアしやめることによって、住民との乖離も狭まり、町民目線で執行される町長として、代々に伝えられるものと確信しております。
どうか、英断をもって「町民アンケート調査」を実施してください。
回答
このたびは、まちづくり交付金事業に対する貴重なご意見を賜り心からお礼申し上げます。
ご意見の要旨は、次の数点に要約されると思いますのでお答えします。
「住民の反対が多いなら取りやめると明言したのでは」について
第1点目「住民の反対が多いなら取りやめると明言したのでは」について回答します。
当初から私は、町民の皆様のご意見を聞きながら検討しつつ、合わせて理解を求めてまいりますとお話させていただいてまいりました。
留真温泉の改築、道の駅の整備、町道健康公園通の改築を計画した「浦幌地区都市整備計画」については、広報による町民周知をはじめ、パブリックコメントの実施、町内4公民館での町民説明会や出前講座などを開催し、町民の皆様からの多くのご意見をもとに平成19年度新規要望地区として申請しました。
当時の計画では、事業期間を平成19年度から22年度の4カ年間とし、年度別事業では、19年度に留真温泉等既存建物の解体撤去と各事業の実施設計、20年度に留真温泉新築、21年度に産業交流施設「道の駅」の新築と健康公園通歩道の一部改築、22年度には健康公園通歩道改築の完成を目指すものでした。
就任後、町民説明会や出前講座での町民の皆様のご意見をお聞きし、町の活性化と財政の見通しを総合的に判断させていただき計画を変更してきたところであり、ご指摘の留真温泉の新築につきましても、検討期間を設けるため最終年度にずらして慎重に準備を進めてきたところです。宿泊施設のない日帰り温泉で黒字化することはたいへん難しいことで、経営面でのご心配の声も多くいただいておりますが、一方、一日も早く留真温泉を再開していただきたいとの声も多く寄せられております。
町民福祉と健康維持の場として位置づけ、一定の委託料を町が負担し指定管理者制度を使い民間が運営していけば民間活力も発揮していただけると考えております。また、本町の天然資源である「温泉」「森林」によるセラピー効果が最大限に発揮され、一般町民、特に高齢者や傷病者の健康を維持・回復する温泉施設として町内外に位置づけられていくものと考えております。
今後、実施設計に向け町民検討委員会や出前講座などを開催し、逐次町民の皆様のご意見をいただく機会を設けてまいりますのでよろしくお願いいたします。
(浦幌町長 水澤一廣)
「町民説明会に人口の何パーセントが参加したのか」について
第2点目「町民説明会に人口の何パーセントが参加したのか」について回答します。
説明会では、留真温泉の泉質や温泉を取り巻く自然環境の良さに対して評価しつつ集客や建設後のランニングコストについて多くの貴重なご意見をいただきました。
- 平成18年10月4~6日町内3公民館と教育文化センターで5回51名
- 平成19年8月6~8日町内3公民館と教育文化センターで5回49名
- 平成21年3月2~4日町内3公民館と教育文化センターで5回93名
この他にも、寿大学や女性団体などでの出前講座を行っております。
「町民アンケート調査を実施すべきでは」について
第3点目「町民アンケート調査を実施すべきでは」について回答します。
昨年12月、町民の約10パーセント、600名を世代別に無作為抽出し、留真温泉に関するアンケートを実施させていただいております。アンケート結果の概要は、3月に行われました町民説明会で説明させていただきましたが、今後、これらを参考にして実施設計を行いたいと考えております。また、アンケート結果の概要は次回掲載します。
(まちづくり政策課・産業課)
- 回答課
- 浦幌町長 水澤一廣
まちづくり政策課
産業課