移住体験住宅について

登録番号
00140
更新日
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受理年月日 平成25年11月21日
回答年月日 平成25年12月13日

内容

移住体験住宅が建設されてから二年ほどたちますが、今までに体験された方でこの町に移住された方はいらっしゃるのでしょうか?

現在、町HPで冬季体験者を募集されておりますが、その中で冬季の体験はハードルが高いなどということが書かれております。冬季に体験する気もない人たちは、はなから厳寒地北海道に移住する気などないのだと思われますが、そんな人たちのために1600万以上もかけて町内に一軒もないようなソーラーまで設置した最新の住宅を造って意味があるのでしょうか?

現在の浦幌町には他県からの移住者がそのまま住めるような住宅は集合住宅タイプの町営住宅しかなく、体験住宅のあり方は新規に住宅を建設することが条件であるというように思いますが、この不景気の時代にこんな厳寒の僻地に新たに土地を取得し住宅を建ててまで引っ越してくる人間がどれほどいるとお考えなのでしょうか。

このような地域に移住する人間の多くは都会生活に疲れ、辟易しスローライフを求めてくると考えれば、現在の町の考え方は都会で集合住宅に住み嫌気がさした人たちの思いを全くしらない見当外れではないのかと思いますがいかがでしょうか?

なぜ、一戸建て住宅を建てないのか、移住者が求めているのは集合住宅ではありません。浦幌は北海道の都市部ではなく農村部である事を行政が理解できていないのではないでしょうか。そんな所でまともな住宅も立てずに大金を投じて体験住宅など造っても効果があるとは到底思えません。

都市部の人間が住みたいのは小さな一戸建てであって、平屋でもかまわないし、むしろ平屋を歓迎して縦走建築など不要です。

また、市街地内より市街地に隣接した場所の方が人気も出るはずです。人が多くて自由に生きられない都会から逃れてくる人たちの本当の気持ちを理解しなければ、移住促進事業はうまくいきません。

回答

いただいたご意見について回答いたします。

1.移住体験住宅をご利用いただいた方で、完全移住に繋がった事例について

本町の移住体験事業は、平成23年度に現在の移住体験住宅を建設し、事業がスタートしました。事業開始から1年8カ月が経過し、現在までに14組29名の方にご利用いただいています。そこから完全移住に繋がった事例はまだありませんが、本町への人の流れを生むという点で有効なきっかけとなっています。

現在の移住体験住宅は、利用期間を3日から1カ月以内と短く設定し、まずは、より多くの方に浦幌町のことを知ってもらうことを主眼に実施しています。観光目的の滞在ではなく、町民との交流を深めながら生活体験をしてもらうことに力を入れています。この取り組み効果として、移住体験をされた方々には、本町の暮らしやすさや町民の皆さんの温かい受け入れ態勢などが評価され、次は長期間滞在したいといった要望を多く受けています。また、地域消費の増加や異なった意識・価値観を有する都市住民との交流による町民意識の刺激・活性化などの2次的な効果もあると考えています。

2.冬季体験モニター事業について

この事業は、冬の浦幌町での生活(道内では降雪量が少ないなどの気象条件等)を実際に体験していただき、本町の事を知っていただく事と、参加者を取材・撮影し、移住・交流事業に有効な広告宣伝素材(映像)を制作することに協力していただく事を条件に実施しています。

町ホームページの表記は「移住へのハードルを低くしてもらうことを目的」に記載しており、事業の目的を正確に伝えず、誤解を与えたことにお詫び申し上げます。

3.移住体験住宅の建築費について

ご意見・ご提案の中で移住体験住宅の建築費について記載がありますが、金額に誤りがありますので、次のとおり報告いたします。

建築費は、21,735,000円となります。この金額のうち、13,556,950円が補助金として北海道から交付されています。

4.戸建の賃貸住宅について

本町が提供する公営住宅等の賃貸住宅に、戸建ての住宅(一部例外あり)はありませんので、貴重なご意見として受け止めさせていただきます。

5.全体を通じて

本町としては、今後も移住等を検討されている方の真のニーズがどこにあるのか分析を進めながら、事業展開を図っていきたいと考えています。

回答課
まちづくり政策課まちづくり推進係
まちづくり政策課広報広聴係
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