各種公共料金の値上げは短絡過ぎませんか?

登録番号
00074
更新日
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受理年月日 平成17年4月2日
回答年月日 平成17年4月8日

内容

北国に遅い春の息吹が感じられる季節となりましたが、浦幌町への春はいつ来るのでしょうか?

職員の給与をカットしたら、町内で買い物をしている人の姿が減りました。色々な施設を休止すると聞くと活気が無くなると思えてきました。各種料金が上がると聞くと、家計のやりくりが頭に浮かびます。

本当にこんなことで5年後には財政が復活するのでしょうか?

各種料金の値上げは、年金で暮らしている弱い者いじめ的なことにはならないのでしょうか?

特に、利用料金の値上げは、利用者の自己防衛的な減少につながり、すぐさま増収に結びつくとは考えられません。月に5回利用している人が月2回にしたならば、倍額にしても減収となるのではありませんか。水道料・下水道料だって、私たちは今まで以上に節水に努めるより他に、妙案はないのです。

値上げ=増収は、短絡的に過ぎませんか?

回答

町財政の約半分は、国から交付されるお金(地方交付税等)で賄われているため、国の動向によって町財政は大きく左右されます。しかし、国は長期間にわたる地方交付税の動向などをハッキリと示していません。昨年12月と本年2月に町民の皆様に説明した財政推計も根本から見直さなければならないなど、5年後の財政状況は、現時点では先行き不透明な状況です。

各種公共料金の値上げですが、水道事業であれば、現在、水道料金でご負担いただいているのは、給水原価(一当りの水を生産するための原価)の5割程度です。本来であれば独立採算(利用者の使用料等で会計を運営)による経営が求められていますが、浦幌町では、使用料の不足分を一般会計からの多額の持出し(たとえば水道を利用していない方の税金など)で経営を維持しています。しかし、昨今の町の厳しい財政事情や利用者負担の公平化の観点から、基本料金で25パーセント(超過料金で20パーセント)の値上げをさせていただきました。

浦幌町は過疎化によって利用される方が減少しています。また、ご指摘にあった利用回数の減少や節水などにより、値上げ、すなわち増収とはいきませんが、施設やサービスを利用する人としない人との不公平感をなくすために、ご負担いただいているのが公共料金です。現状に即した料金設定と維持管理経費の削減、利用率を向上させる施策が今後の施設維持、サービスを提供していく上で重要と考えています。利用率向上に関する施策については、利用されている皆様からのご意見をお寄せいただきたいと考えています。

なお、公共料金の中には、所得に応じた減免制度もありますので、個々に担当係へご相談をお願いします。

回答課
まちづくり政策課地域政策係
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