マイマイガの駆除・除去にご協力ください

　町内で「マイマイガ」が発生しているとの情報が寄せられています。

（注釈）　駆除・除去いただいたマイマイガは無料で収集いたしますので、透明な袋に入れて「燃やせるごみ」の日に出してください。

　マイマイガはドクガ科の在来のガで、幼虫は山林の落葉樹や街路樹、家庭の庭木・草花の葉に食害を与えます（5月～7月）。成虫は夜間大量に街灯などの照明に飛来し（7月～8月）、秋には卵は300～600個のかたまり（卵塊）で、建物の外壁や照明近くの電柱・樹木などに産み付けられます。概ね10年周期で大発生し、終息までには2年から3年程度かかると言われていることから、多く発生した後の数年間は、特に注意が必要になります。

　ふ化した直後の幼虫には毒毛があるほか、成長した幼虫では毛が刺さることがあります。また、成虫には毒がないものの、羽のりん粉が肌につくと発疹がでることがあります。

　幼虫が小さいうちの駆除は、ホームセンターなどで販売している毛虫用の殺虫剤を使用します。スプレー剤では幼虫が吹き飛ばされ体に付着することがあるので注意してください。農薬を散布する場合は、使用できる植物や散布方法などを販売店や専門の方に相談し、周囲に影響のないようにしてください。幼虫が大きくなると、殺虫剤が効かなくなるので、火ばしなどで捕まえ、つぶすか少量の家庭用洗剤を溶かした水に漬けて駆除することが効果的です。

　水銀灯などの照明に飛来し、近くの樹木や外壁に産卵することから、ガの発生時 期に合わせた消灯や誘虫性の低い照明（LED 灯など）への交換が有効です。（消灯する際は、防犯面も十分配慮してください。）外壁などにとまっている成虫には、 ガの駆除に適した家庭用の殺虫剤も使用できますが、説明書に従い、周辺に十分配慮して使用してください。

　外壁などに付いた卵塊は、柔らかいヘラなどでそぎ落とし、土に埋めるか、透明な袋に入れてしっかりしばった上で、「燃やせるごみ」の日に出してください。成虫や卵塊への作業の際は、舞い上がった鱗毛が目に入ったり吸い込むことを防ぐため、手袋・マスク・ゴーグルを着用してください。